最後に、ネットショップに作成に特化した2種類をまとめてお届けします。

STORE.jp、BASEはどちらも初期費用・月額費用・商品販売マージンなし！の完全無料利用が可能なネットショップ作成サービスです。コード編集不要で、素早く簡単にネットショップを作成・運営できるのが魅力です。

海外からの決済対応や、独自ドメイン利用、メルマガ配信やクーポン発行といったオプションも可能。これらのオプションが、BASEでは無料、STORE.jpでは有料であるものの、ボタンクリックのみで簡単に導入できる、というのが両者の最も大きな違いと言えるかもしれませんね。

しかし、導入に若干の手間が必要とはいえ、STORE.jpが有料で提供している機能のほぼ全てをBASEが無料対応しているのは、本当に驚くべきことではないでしょうか。簡単にネットショップを作りたい、作ってみたいという方は、まずはBASEを試してみると良いのではないでしょうか。

※ただし、BASEはデザインテンプレートのカスタマイズができず、一方STORE.jpでは自由にカスタマイズできる、という自由度の違いがあります。ショップのデザインにこだわりたい人は注意すべきポイントかもしれません。

Googleのアルゴリズム変更による、モバイル対応のランキングシグナル化を控える今、現在のアクセスユーザーの環境を見てみると、比率としてはモバイルの割合が比較的高くないサイト（モバイル対応をそれほど急いでいなかったサイト）でも、モバイル化が急速に進んでいるのではないでしょうか。

簡単に素早く、モバイル対応のレスポンシブデザインを適用したサイトが作れるサービスも、需要が高まっているかもしれません。

また、こうして手間をかけずにサイトが作成できるサービスは、期間限定告知サイト作成時など、多機能は必要ないが見栄えは良くしたい、というニーズにマッチしそうです。ビジネス利用の場合は有料版での利用になることがほとんどとなるでしょうが、費用も比較的安価であることが多く、用途によってはうまく使ってコストダウンできる可能性もあるのではないでしょうか。

Webやモバイル環境の進化やユーザーニーズに応え、情報提供する企業側も、進化していかなければなりません。最低限の情報提供で良い場合などは、必要以上に高機能にこだわらず、用途に合わせて柔軟な判断をしていきたいところです。