シングルページと相性の良いサイトには「パターン」があります。
実際に使われているシングルページを集めたまとめページを見てみると、どのような傾向があるのかが具体的に見えてきます。イメージがつかみにくいという方はぜひ一度、実際に見てみてください。
※参考
シングルページ| 縦長のwebデザインギャラリー・サイトリンク集|MUUUUU.ORG(
http://muuuuu.org/category/taglist/single)
ここでは、シングルページが使われやすい形式、相性の良い要素を整理し、以下の3つにまとめてみました。
(1)構成のシンプルなサイト
コーポレートサイトのように、ページカテゴリが比較的少なく、シンプルな構成でまとめることのできるサイトは、シングルページとの相性が良いと言えます。
(2)高級感と強い印象を残したいサイト
Web上には情報が溢れています。ページにアクセスしてもらうこと、そのアクセスを機会に商品やサービスを覚えてもらうことは、難しくなってきています。シングルページの印象的なデザインやスクロールの心地よさは、この課題をクリアする方法のひとつです。
また、シングルページが記憶に残りやすいのは、視覚的な面白さだけでなく、その仕掛けがある種の「ストーリー」を展開することの影響もあります。絵本を読み進めていくような感覚でスクロールできる魅力的なシングルページは、情報の受け手に強い印象を残します。
(3)スマホ対応サイト
現在、シングルページの主流は、大きく美麗な写真やパララックス(視差効果)を使って画面の中に立体感を生み出すような、高級感あふれる大胆なデザインです。そのような点から、スマートフォンを含めた多様な環境に対応してないことも多いようです。
しかしながら、実際には、ページ間の移動が必要なく、読み込み時間も短いシングルページの特徴は、モバイルとの相性も抜群です。スクロールするだけで情報を得られるのはスマホユーザーにとって非常に快適ですし、スマホ対応の有無がSEOに与える影響も大きくなってきている今、シングルページデザインも、スマホ対応のために進化していくのではないでしょうか。
まだ実例の少ない分野ではありますが、スマホ対応のためのサイトリニューアルを考えているなら、シングルページの考え方を活かしたスマホ対応、リニューアルができないか、制作会社に相談してみるのも面白いのではないでしょうか。これまで思いもつかなかった新しいアイディアも、見つかるかもしれません。