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単純接触効果を(ザイアンスの法則)マーケティングに活用する方法

より多く接触することが好意の獲得につながることを表す法則、単純接触効果(ザイアンスの法則)。この法則をふまえてプロセスを見直すことで、インバウンドマーケティングの重要なポイントが明確になる。

単純接触効果とは

マーケティングに興味のある人なら「単純接触効果」という言葉を耳にしたことがあると思います。単純接触効果とは、何度も顔を合わせた人や、目にしたもの・耳にしたものなど、とにかく繰り返し接触したものに対しては、そうでないものよりも好意を持ちやすくなる、という心の働きのことです。この法則は、Webが普及するずっと以前から、マーケティング施策に利用されてきました。

今回は、この単純接触効果が「どのようにマーケティングに利用されているのか」また「自社のWebマーケティングにはどのように利用できるのか」という点を取り上げてみたいと思います。
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単純接触効果とWebマーケティング

テレビCMは、この単純接触効果を利用したマーケティングの代表格です。繰り返し流れるCMを目にするたびに、宣伝される商品やサービス、あるいは出演タレントに対しては、誰しも無意識のうちに好意的になってしまう、という傾向があります。

Webマーケティングにおいても基本的に、同じ効果が期待できます。検索やSNSで目にすることが多いサイトと、初めて訪問したサイトでは、同様の情報があったとしても、よく見るサイトのほうが「信用できる」と感じる方が多いのではないでしょうか。同じ商品を同じ条件で扱うネットショップAとB、どちらで買うか、という判断の時にも、こうした印象は影響します。

しかし、単純接触効果を狙ってCMをたくさん打つ、というようなやり方は、インバウンドマーケティングにそのままは生かせませんね。Web広告の出稿を増やすことはできますが、そうしたアプローチは「価値ある情報を提供することで、一方的な広告宣伝に魅力を感じなくなった人たちの心を掴む」というインバウンドマーケティングとの相性はさほど良くありません。

そもそも、インバウンドマーケティングやコンテンツマーケティングは、テレビCMのような、シンプルに単純接触効果を狙ったアプローチが届かない人たちにこそ、アピールできる方法だからです。

このように「露出を増やす」というシンプルな方法で、単純接触効果をWebマーケティングに活かすことは難しいと言えます。とはいえ、まるきり利用できない、という訳でもありません。

「見れば見るほど好きになる」の落とし穴

単純接触効果をマーケティングに活かそうと思うと「とにかく接触する機会を増やす」という方向性になりがちです。しかし、インバウンドマーケティングを併用するなら、コンテンツの「質と量のバランス」には注意しなければなりません。

Webマーケティングに限ったことではありませんが、単純接触効果=見れば見るほど好きになる、という心の働きは、あくまで「傾向」に過ぎません。当然ですが、接触機会を増やせば、どんなものでも必ず好かれるという訳ではないのです。

たとえば、同じカテゴリの情報を扱うサイトAとサイトBにおいて「コンテンツの質は同等、接触する機会はAが少なくBが多い」という条件であれば、単純接触効果によってサイトBがAよりも好かれる可能性があります。しかし、サイトAのコンテンツの質が圧倒的に優れていたなら、サイトBが質に劣るコンテンツをいくら連発しても、サイトAを上回る好感を得ることは難しいでしょう。

インバウンドマーケティングにおいては、接触する機会を増やすこと=更新を増やすことを目指すことが求められる一方で、やはり「質」を追求することも欠かせないのです。
 

質にこだわり抜くことが得策とは限らない

一方で、コンテンツを完璧に作り上げ、少数精鋭で更新するのが最大限の成果につながるかというと、実際には必ずしもそうではありません。

Googleが公開しているSEOに関するガイドラインには、検索ユーザーに役立つ情報を発信することの重要性が書かれています。ユーザーに尋ねても、おそらく「更新頻度よりも質が大事」という回答が返ってくるのではないでしょうか。

しかし実際には、活発な更新=接触回数の多さが、アクセス数の伸びや成果に繋がることを実感している人が多いと思います。更新回数を極端に絞り、質にこだわり抜いたコンテンツだけを発信していく、というやり方も、完璧ではないのです。

活発な更新と、コンテンツの質を高めることは、あくまで「どちらも大事」な事柄です。商品やサービス、ターゲットによって違ってくると思いますが、どちらかに偏るのではなく、好意が高まる=成果が上がるコンテンツの質と量の「バランス」を探してみましょう。

現状では、質の良くないコンテンツを機械的に量産すること、最高品質にこだわった完璧なコンテンツだけを公開すること、どちらに偏ることも得策ではありません。自サイトの記事をなかなか更新できない、という完璧主義の方はもう少し気楽に、コンテンツの数を稼ぐだけならいくらでもいける!という方は質を重視して、成果につながるベストなバランスを探してみてはいかがでしょうか。
 

接触機会を増やすための工夫

SNSの投稿を増やす、メールを活用した顧客フォローを活発にする、Web広告の出稿を増やすなど、Webマーケティングにおいて、コンテンツの更新以外に接触回数を増やす施策もいろいろとあります。工夫を凝らし、こまめに情報発信していきましょう。

中でも、メールを使ったアプローチは工夫のしどころが多いのではないでしょうか。キャンペーンやセールのお知らせだけに使っているなら、もっともっとさまざまな場面で活用していきたいところです。

たとえば、メルマガを実施するなら、メルマガ専用コンテンツの他、サイトで公開しているおすすめコンテンツ・人気コンテンツをまとめても「価値ある情報」として発信することができるでしょう。こうした手間のかからない方法も、積極的に探していきたいですね。
 

接触機会を認識してもらう(個別認識)を得るための工夫

気になるサイトやコンテンツが多すぎて、とてもチェックしきれない……。

そう思ったことはありませんか?Webにもそれ以外にも、消費し切れないほどの「コンテンツ」があります。そんな状況の中で、自社のサイトは、検索からの初回訪問ユーザーの記憶に残ることができているでしょうか?

今回のテーマである「単純接触効果」を利用するためには、まず「顔を覚えてもらう」ことが必要です。初回訪問ユーザーの記憶に残ることができなければ、再訪問があったとしても、せっかくの機会を生かせません。

本当は、初回訪問時にメルマガやSNSアカウントのフォローなど、継続して情報を届けられる体制に繋げることができれば一番です。しかし、なかなかそううまくはいきませんよね。実際には、検索その他から同じサイトに何度も辿り着き、気になる情報が継続的に発信されていることがわかって初めてそうした行動をする、という方が多いようです。

「このサイトは前にも見たことがあるな」
「このアイコン、よく見るな」
「このメルマガの担当さんは面白いな」

こんな風に、まずは個別に認識してもらい、段階的に関係を深めることを目指しましょう。サイトデザインやSNSのアイコン、メルマガの担当者などの個性付けなどにも「覚えてもらえる工夫」を凝らしてみてください。

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